ディテールチェック:(3)後席まわり
Cクラス全般にいえることですが,後席の着座姿勢をやや寝かせ気味にしてヘッドクリアランスを稼いでいるようです。セダンはそれでも不足を感じるのですが,ワゴンは屋根がフラットな分この点やや有利になっています(左)。最近のベンツはたとえSクラスでもやや寝かせ気味の姿勢を強いられるようです。後席は座面,背もたれとも助手席側:運転席側=2:1に分割して折り畳むことができます。座面を起こしてから背もたれを畳むいわゆる「ダブル・フォールディング式」です。座面を引き起こすハンドルがペラペラのプラスチックである点を除けば造りは悪くありません。また,倒す際にヘッドレストやトノカバーを外す必要がないのは非常に便利です。
背もたれの固定は本当にガッチリしていて,押しても引いてもびくともしません。背もたれを倒す際には外側についているハンドルを引き上げます。ロックが解除されると赤いマークがあらわれて危険な状態であることを知らせます(中)。完全に固定されると「バチィッ」という音と共にマークが引っ込みます。この剛性感はさすがです。
荷室との分離ネットはトノカバーと一体になっていて,背もたれを倒しても起こしてもきっちり役目を果たします(右)。
後席に乗車する際にはヘッドレストを起こします。前後方向には2段階の調整が可能です。もちろん上下方向にも調整が可能です。さらにシートベルトの上下調整も可能です(左)。
ISO-FIX対応のチャイルドシート固定装置も装備されています(右)。赤いボタンを押しながら,ボタンごとくるりと回すと固定用のリングがあらわれます。リングが奥まっていないので,CRSの装着は比較的容易です。
後ドア開口部の写真です。特徴的なくさび形のストライカーがよくわかります。これがキャッチャーにしっかりはまり込むことによって,追突の衝撃などによる不意のドア開放を防いでいます。